埼玉県環境科学国際センター機関リポジトリ(個別情報)
■ ID 1193
■ 種類 学会発表
■ タイトル 微小粒子中炭素成分の測定法に関する課題と都市大気における実態
■ 著者 長谷川就一    埼玉県環境科学国際センター
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
■ 出版元 (社)大気環境学会
■ 出版年 2010
■ 誌名・巻・号・年 大気環境学会都市大気エアロゾル分科会・都市大気環境モデリング分科会合同分科会、平成22年9月8日
■ 抄録・要旨  2009年9月に微小粒子状物質(PM2.5)の環境基準が告示され、常時監視に関する事務処理基準にPM2.5の成分分析を行なうことが盛り込まれた。元素状炭素(EC)および有機炭素(OC)からなる炭素成分はPM2.5の主要な成分であるが、その測定法については課題が多い。同一試料によって熱分離法と熱分離・光学補正法を比較したところ、全炭素(TC)は差が見られなかったが、ECは熱分離法に対する反射光補正の回帰直線の傾きが0.70であった。光学補正においては、sample transit timeの設定、EC量(試料捕集量)、試料形態、共存成分が影響を及ぼす。試料捕集においても石英繊維フィルターの加熱前処理による測定値への影響が見られる。都市部でのEC濃度は、近年は経年的に低下傾向が見られている。
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